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- 髪がパサパサする
- 髪がまとまらない
- 髪に艶がない
こう感じたら「髪が痛んでいるのかも」と思いますよね、
でも実はヘアダメージではなく、皮膜毛になっていることが原因かもしれません。
皮膜毛が原因なのにダメージのせいだと思って”ダメージ補修シャンプー”を使い続けたり、必要以上にトリートメントをつけたりすると、さらに重度の皮膜毛になります。
この記事では、皮膜毛の特徴と原因、解消方法を解説しています。
皮膜毛(ひまくもう)とは
皮膜毛とは、ヘアケア製品に配合されている皮膜成分や、シャワーから出る硬水が蓄積した状態(ビルドアップ)の毛髪のことです。
健康には害がないので、ご自身が気にならなければ基本ほっといても大丈夫です。
しかし皮膜毛になると以下のような弊害があります。
- 髪に艶がなくなる
- 思い通りのスタイリングができなくなる
- ヘアカラーやパーマなどがムラになる
皮膜毛(ひまくもう)の特徴
ではでは、皮膜毛の特徴を挙げていきます。今一度、ご確認を!
髪がテカっている
シャンプー後、スタイリング剤をつけていない素の髪(素髪)の状態で、髪にテカリや艶がある場合は皮膜毛の可能性が高いです。
本来、髪は中間~毛先にかけて艶やテカリがないのが普通で、くせ毛だったりヘアカラー・ブリーチをしていると尚更です。
素髪は光沢がないのに対して、皮膜毛は所々艶のようなテカリがありますね
スタイリング剤をつけていないのに艶やテカリがあるのは、皮膜形成剤によって毛髪がコーティングされている証拠です。
シャンプーが泡立ちにくい
シャンプーの泡立ちが悪いと皮膜毛になっている可能性が高いです。以下の確認方法を行ってみてください!
シャンプーで二度洗いします
最初はいつものようにシャンプーで洗い、しっかり洗い流します。
2回目は、しっかり泡立てたシャンプーを髪につけてみてください。その時シュッとすぐに泡が消えるようなら、皮膜毛になっている可能性が高いです。
思い通りにスタイリングできない
皮膜毛だとスタイリング剤の保湿成分がうまく毛髪に浸透できないため、保湿が重要であるくっきりカールを出すスタイリングがうまくいかないことがあります。
そして皮膜によりボリュームも出にくくなるので、「最近髪が重いかも」と感じたら皮膜毛になっている可能性が高いです。
髪が乾くのに時間がかかる
「こんなに乾くの遅かったっけ?!」と思ったら皮膜毛になっている可能性が高いです。
また、髪を乾かしても
- いつまでも完全に乾いていない感じがする
- ヘアケア剤やスタイリング剤をつけていないのにしっとりしすぎている感じがする
という場合も皮膜毛になっている可能性が高いです。
頭皮がベタベタする
頭を洗った後、頭皮がなんかスッキリしない感じがしたり、べタベタしていたりすると、普段から汚れを落とし切れていない場合が多いです。
なので毛髪についた皮膜成分も落とし切れていない可能性が高く、皮膜毛になっているかもしれません。
ヘアカラーやパーマがムラになる
これは皮膜毛の一番のデメリットと言ってもいいです。
美容院でヘアカラーやパーマなどの化学施術をしてもらう際に、使用する薬剤の浸透が悪くなりムラになります。
皮膜毛(ひまくもう)の原因
原因1.ヘアケア製品による皮膜
ヘアケア製品に配合されている皮膜成分が髪に蓄積することで皮膜毛になります。
皮膜成分はシャンプー始めコンディショナーやトリートメント、またヘアクリームやヘアムースなどほとんどのスタイリング剤に配合されています。
シャンプーできちんとスタイリング剤を落とせていなかったり、皮膜成分を多く含むシャンプーを使用したりすると皮膜毛になります。
原因2.硬水による皮膜
硬水に配合されているミネラル成分が髪に蓄積することで皮膜毛になります。
ミネラル成分による皮膜は、髪がパサついたり艶がなくなるといった特徴があります。
なので全人類、多かれ少なかれ皮膜毛になっている可能性が高いです。
皮膜毛(ひまくもう)になるシャンプー
ほとんどのヘアケア製品に皮膜毛の原因である皮膜形成剤が配合されていると上述しましたが、シャンプーも例外ではありません。
中でも以下のシャンプーは皮膜成分が多く配合されているので、頻繁に使用していると皮膜毛になると言っていいでしょう。
- 市販のシャンプー
- 泡立てないタイプのシャンプー(クリームシャンプー)
市販シャンプー
この記事でも解説してますが、市販のシャンプーは合成ポリマーなどの皮膜成分が多く配合されているので皮膜毛になりやすいです。
泡立てないシャンプー
泡立てないタイプのシャンプー(いわゆるクリームシャンプー)は、手触りだったり髪のまとまりを意識したコンディショニング要素が大きいため、皮膜成分が多く配合されているものが多いです。
皮膜毛(ひまくもう)にならないシャンプー
ほとんどのシャンプーには多かれ少なかれ皮膜成分が配合されていますが、毎日使用しても皮膜毛になりにくいシャンプーはあります。
それはアミノ酸系やベタイン系が主成分になっているシャンプーで、洗い上がりがマイルドなため皮膜成分が配合されていなかったり、全く配合されていないものもあります。
アミノ酸系シャンプー
mogans(モーガンズ)のようなアミノ酸系シャンプーは頭皮も髪もマイルドに洗いあげる成分構成なため、皮膜成分の配合が少ないので比較的皮膜毛になりにくいと言えます。
オーガニックシャンプー
オーガニックシャンプーは化学性の合成ポリマーではなく、植物由来の天然油脂を皮膜成分として採用しているものが多いです。
なので皮膜しにくいと言っていいでしょう。
サロン専売シャンプー
サロン専売シャンプーはパーマやヘアカラーなどの施術の邪魔をしないように、それぞれの髪質や用途によって成分が調合されています。
洗浄成分がアミノ系やベタイン系といった高品質なものが採用されているので、皮膜成分も良質なものが少量だけ配合されているものが多いです。
無添加の石けんシャンプー
石けんシャンプーはいたってシンプルで、主に水とカリ石ケン素地という洗浄成分で構成されています。
”汚れを落とす”ことに特化しているので、皮膜成分が全く配合されていないものが多いです。
おすすめしない皮膜毛(ひまくもう)の改善方法
皮膜は洗浄力の強力なもので洗うと取り除けますが、おすすめしない除去方法があります。
食器用洗剤
成分のことに少々詳しい方はやりがち(特に男性)なのですが、食器用洗剤で髪を洗う行為は、頭皮だけでなく毛髪にも刺激が強すぎてリスクがあるので全力でおすすめしません。
それに洗剤が目に入ったら大変です
おすすめの皮膜毛(ひまくもう)の改善方法
皮膜毛でもご自身が気にならなければほっといても大丈夫なのですが、カラーやパーマなどの化学施術、またはヘアスタイリングがうまくいかないことが多いです。
なので髪の不調を感じたり、自分の思い通りの髪にしたい!って時は皮膜を取り除くことをおすすめします。
髪が乾くのも早くなりますよ♪
皮膜毛は美容院へ行かなくても自宅でセルフケアで解消することができるので、是非トライしてみてください!
おすすめの改善方法は以下の3つです。
重曹で洗う
重曹を溶かしたお湯で頭を洗います。(いわゆる重曹シャンプー)
頭皮を優しくマッサージ、髪は優しくといて、しっかり洗い流すことで髪にへばりついた皮膜を取り除くとともに、頭皮もサッパリします。
美容師で有名ユーチューバーのあやまるさんも紹介されています。
あやまるさんは重曹シャンプー後にクエン酸でコンディションを整えるクエン酸リンスもしてますが、くせ毛でダメージヘアだとクエン酸では間に合いません。
なのでくせ毛さんやダメージヘアの方は重曹シャンプー後はヘアマスクやコンディショナーでしっかり補修するのがいいです。
準備する物
- ペットボトル(2リットル容量)
- 温かいお湯
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)
大体でOKです!
大体でOKです!
※多すぎると刺激が強すぎるので注意
重曹がお湯に完全に溶けきるまで降ります。
頭皮・髪がしっかり濡れるまで余洗いします。
目に入らないように頭を下に向けて、ペットボトルの1/3程の量を、襟足の方からかけます。
- 頭皮を優しくマッサージ
- 毛髪は優しく手ぐしを通す
これを3回ほど繰り返します。
最後はお湯でしっかり洗い流して終わりです
炭酸シャンプーをする
炭酸シャンプーに含まれる二酸化炭素が髪に吸着している皮膜を浮かせて取り除きます。
頭皮や髪を保護する成分も配合されているので、一気に皮膜を取り除く訳ではなく、回数を重ねることで徐々に取り除きます。
ヘアカラーをしている髪やダメージヘアの方におすすめな皮膜の除去方法です。
カウンセリングプレシャンプーを使う
ディアテックという美容院専売メーカーのシャンプーで頭を洗います。
パーマやヘアカラーなど、化学施術の際に毛髪に薬剤が浸透しやすくなるよう開発されたシャンプーなので、効率よく皮膜の除去ができます。
洗浄力はありますが弱酸性なので、乾燥肌や敏感肌の方も安心して使えます。
YouTubeで有名な美容家のかずのすけさんもおすすめされています
皮膜毛についてまとめ
いかがでしたでしょうか。
皮膜毛の特徴や原因について思い当たる節がある方が多いと思います。
髪は平気だけど頭皮が気になるという場合はLIAのスカルプシャンプーを試してみると良いです。